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人生とは織物である


人間国宝・染織作家である志村 ふくみ さんの言葉に感動しましたので共有させて頂きます。


自分の色というものは、たった一つしかないのかもしれません。

それを求めてもらいたいと思いますね。


一つしかない色だけど、喜びや悲しみなど様々な感情、刺激によって輝いていく。

その色に出逢うための人生じゃないですか。


それと同じように、人の人生も織物のようなものだと思うんです。

経(たて)糸はもうすでに敷かれていて変えることはできません。


人間で言えば先天性のもので、生まれた所も生きる定めも、全部自分ではどうすることもできない。


ただ、その経糸の中に陰陽があるんです。


何事でもそうですが、織にも、浮かぶものと沈むものがあるわけです。


要するに綾ですが、これがなかったら織物はできない。

上がってくるのと下がってくるのが一本おきになっているのが織物の組織です。


そこへ緯(よこ)糸がシュッと入ると、経糸の一本一本を潜り抜けて、トン、と織れる。


私たちの人生もこのとおりだと思うんです。


いろんな人と接する、事件が起きる、何かを感じる。

でも最後は必ず、トン、とやって一日が終わり、朝が来る。


そしてまた夜が来て、トン、とやって次の日が来る。


これをいいかげんにトン、トン、と織っていたら、

当然いいかげんな織物ができる。

だから一つひとつ真心を込めて織らなくちゃいけない。


きょうの一織り一織りは次の色にかかっているんです。


如何感じられたでしょうか。


グループホーム・キズナで住み、オフィス・キズナで働くしょうさんの縦糸は先天性もありますが、後天性でなった方もいらっしゃいます。


ここに来るまで色んな人生を送って来たしょうさん達。


ここに来て共に生活し、共に働いている彼らは一生懸命です、健常者より必死に日々生きています。


そして働く喜びを感じています。


だからきっといい織物になると確信しています。


時にはそうならない様な人が出て来たら、魂を込めて支援していきます。


それが弊社のミッションでありオレンジのKIZUNAカラーです。

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