改正動物愛護法が6月1日から施行され、ペット店などで販売する犬や猫へのマイクロチップ装着が繁殖・販売業者に義務付けられる。
例えば、災害時にペットが迷子になっても飼い主の手に戻しやすくなる。
安易な飼育放棄を防ぐ効果も期待される。
一方、法改正では飼育環境の改善も義務化されているため、コスト増で廃業する業者が出る恐れもある。
マイクロチップは直径1.4~2ミリ、長さ8~12ミリ程度の楕円形の小さな電子器具で、いわばペットの身元証明書だ。
個体識別番号の情報に加え、販売時には飼い主の名前や連絡先が登録される。
災害時に離ればなれになっても、専用のリーダーで情報を読み取れば、飼い主を特定できる。
首輪のように脱落する心配はなく、半永久的に身元の識別ができる。
チップは業者の依頼を受け、動物病院の獣医師が専用の注射器で首の後ろ部分の皮下に埋め込む。
痛みはほぼないといわれる。
既に犬猫を飼っている人の装着は「努力義務」だが、装着する場合は1匹5千~1万円の費用がかかる。
実は、マイクロチップの装着義務にはもう一つ重要な狙いがある。
各自治体が頭を悩ます飼育放棄の抑制だ。
終生飼育されずに飼い主に捨てられた犬や猫は、自治体に保護されても譲渡先が見つからなければ殺処分される。
その数は20年度で犬4059匹、猫1万9705匹。
「チップで飼い主が特定されれば、終生飼育の自覚を促し殺処分の減少も期待できる」
と、こんなニュースが出て、飼い主の間では賛否両論が出ている。
ただ既にヨーロッパやアメリカでは義務化され、違反に対してペナルティも科せられている。
悪徳なブリーダーさんも減るのではないかと期待しています。
ワンちゃん・猫ちゃんの気持ちは判りませんが、既に飼っている飼い主は努力義務なので自己判断です。
メリットを感じる方は付ければ良いし、そうでなければ付けないでおく。
私は個人的には賛成で、さっ処分の犬猫が減ることと、迷子犬・猫が見つかる可能性が高まるメリットが大きいと思います。
愛犬の福ちゃんは嫌がりそうやけど、タイミングみて付けようかなぁ。
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