昨日、ラジオで面白い言葉と事例インタビューを聞き、なるほどと感心しましたので共有させて頂きます。
「不便益」という言葉があります。
不便益とは、簡単に言ってしまうと「不便」と思われがちなことに「益」を 見出す発想のことです。
京都大学デザイン学ユニット教授の川上浩司さんが代表を務める不便益システム研究所が名付けた言葉で、
不・便益ではなく、不便の益(benefit of inconvenience)のことです。
スマホ、人工知能、ロボット…など漫画のような世界が現実となってきましたが、 最近では、
デジタル社会だからこそアナログの良さが見直され、
便利だからこそ不便なことに価値を見出すようになってきています。
例えば、大阪のある高齢者ホームでは敢えて急な階段を作ることで、認知症の改善をしたりして、
バリア・フリーで便利にするのでは無く、バリア・アリーで不便にする事で高齢者の脳の活性化をしているそうです。
サ高住でバリア・フリーを考えていましたが、敢えてバリア・アリーにする方が、
住む高齢者の為になるかもと考え直そうかと思いました。
KIZUNA HOMEで既に住んでいらっしゃる高齢者のお一人は、目があまり見えないにも拘らず、
毎日近所と言っても2kmあるコンビニまで毎日2往復の散歩をして体力維持をしています。
子供も甘やかすと我儘になります。
私も田舎で貧乏に育ったことを今では感謝しています。
不便は人間を鍛える格好の修行だと思えます。
さぁ、今から皆さんも実践し、便利すぎる世の中で、本当に大切なことを思い出しましょう。
①電車や車もいいけど、歩こう
②LINEやメールでもいいけど、手紙を書こう
③コンビニでお茶を買うのもいいけど、自分で淹れよう
④都会もいいけど、田舎で過ごしてみよう
⑤SNSもいいけど、リアルな時間も大切にしよう