大好きなボクサーであり俳優のガッツ石松さん。
世界チャンピオンのファイティング原田さんに憧れ、就職した会社を辞めて、上京する時にお母様から言われた言葉。
「もう一回東京へ行ってくるぞ」と言うと、おふくろは泥だらけの手で前掛けのポケットをゴソゴソやって、
一枚の千円札をくれたんだ。日当が当時240円だから千円といったら大金ですよ。
俺がいつも悪さばかりしていたから、「サツ(札)はサツでも、警察のサツは使えねえぞ」と言ってね。
そして、ハラハラと涙をこぼしたかと思うと、
「偉い人間になんかならなくていい。立派な人間になれ」
と言った。
うちのおふくろさんは学歴はないけど、やっぱり苦労を重ねて生きてきた人だから言葉に力があったよね。
すっと心に沁みて、それはいまも忘れない。
結局、その時もらった泥のついた千円札はずっと使えなくて、いまでも大切に持っていますよ。
------------ガッツ石松
人よりも上に行くことより、自分を大切にし、他人にも優しく、地道に生きて欲しい
母親の愛を感じさせる素晴らしいお言葉です。
グループホーム・キズナに住んでいるしょうさんのご両親も同じ気持ちです。
偶々、障がいを持ってしまったけれど、
自分を大切にし、他人にも優しく、地道に生きて欲しい
そう願っています。
ガッツさんも、しょうさんも程度の差はあれど苦労をされてきた人。
だからこそ、人に優しい。
そんな優しい人を応援していきたい。
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