商いは飽きずに
私は商売が好きです。
なにごとでも、長くやっていると、自然に好きになるものですが、
その中でも、私はとくに商売が好きです。
一説によると、「商い」の語源は、「秋、行なう」だということです。
昔、秋になると、収穫されたお米を中心に、各地の市で物々交換が行なわれていました。
その「秋、行なう」が転訛して、「商う」になったというわけです。
しかし、私の実感としては、「商い」は「飽きない」、つまり、飽きずにやることのような気がします。
好きだから、飽きずにやる。
飽きずにやっていれば、商売のコツも少しずつわかってきて、自信もついてきます。
あらゆる修業もそうだと思いますが、商売も、きわめ尽くすということはありません。
一段、深いところへ進んだと思っても、さらにその先が待ちかまえています。
そこまでたどり着いた喜びとささやかな自信とによって、あらためて挑戦する気持がわいてきます。
如何でしょうか?
イトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパン、デニーズジャパンの設立者、伊藤雅俊さんの著書の引用です。
家業の小さな店から60年で今や6兆円、14万人の従業員を誇るグループを作った方の言葉だけに重みがあります。
そもそも飽きる様な商売は、好きで無い商売ですから、長続きしません。
規模や歴史は違えど、KIZUNAのビジネスも飽きません。
今年4月で五周年に突入します。
日々色々と有り、飽きません。
事件も色々と有り、飽きません。
スタッフの入れ替わりも有り、飽きません。
「僕は死にまシェ〜ん」(101回目のプロポーズ)
「飽きません」が「あきまへん」(京都弁)にならない様、心を引き締めて今年一年を楽しみます。