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奇跡の卵でTKG


最強のマーケティングで知り合ったミラクルエッグの社長より、1個150円の「奇跡の卵」が送られてきた。


本当に美味しい卵は、生で食べてくださいと言われていたので、迷わずTKGで頂きました。


なんということでしょう!


この色、艶、膨らみを見てください!


濃厚で甘みがあり、同じ卵とは思えないほど、感動の美味しさです。


これが、長南コシヒカリと合うこと半端ありません。


何故、150円もするのか?


ただ美味しいからなのか?


通常スーパーではパック150~200円で売られています。


そのお陰もあり、日本は何と世界第2位の卵消費国らしいです。


では何でそんなに安いのか?


卸値が1個10円以下になる理由を考えたことがありますか?


今週の週刊現代の記事を読んで理由が判りました。


今の養鶏場はノートPC1台分の狭いスペースに鶏を押し込め、小屋を暗いままにし(そうすると卵をたくさん生むそうです)、運動もさせず、ただただ卵製造マシーンとしているそうです。


何百、何千匹が暗い中でいるので、死んでいる鶏がいても気づかない事もあるそうです。


勿論、ネズミも入ってきます。


そんな卵を我々は毎日のように食べているという隠された事実があります。


一方で、この奇跡の卵は、美味しい自家製のエサと広々とした養鶏場でのびのびと育てられた鶏が少しだけ産んだ卵なんです。


餌代、場所代、手間賃が10倍以上かかるから、当然値段も高くなります。


但し、衛生面と味は100倍以上です。


これを食べた時に、一昔前のしょうさんを想像しました。


1900年に精神病者看護法という法律で精神病患者は所謂「座敷牢」で監禁されていました。


今の鶏小屋と一緒です。


1950年にできた精神衛生法でようやく座敷牢が禁止となり


1987年の精神保健法で精神病院への流れができ、


2006年から自立支援型システムへの転換が始まり、グループホームへの流れができました。


それでも、まだ施設や精神病院に閉じ込められているしょうさんが少なからずいらっしゃいます。


受け入れ先がまだまだ少ないからです。


奇跡の卵が普通の卵になる様に、


グループホームでの生活が当たり前になる様に、


我々グループホーム経営者がもっともっと頑張らないといかんぞ、と思いながら最高のTKGを楽しみました。

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