板倉工法は、日本の伝統工法のひとつで、伊勢神宮や正倉院も板倉工法で建てられています。
近年では、筑波大学の安藤邦廣名誉教授が規格化した板倉工法を提唱し、一般住宅にも「板倉」の家が増えてきました。
具体的には4寸角(120mm)の杉の柱に溝をほり、30mmの厚さの杉板を落とし込んでゆき、外周りをすっぽり杉板で囲んでしまう工法です。
杉板が柱と柱に組み込まれてしまうので、耐力壁としての強度があります。
家の全外囲面に杉板を落とし込むので、通気性・調湿性・防音性が高くなります。
古来より、神社などは書物や穀物を保管・保存しなくてはならず、倉としての役割も必要でした。
そのために神社仏閣の構造には、調湿機能や通気性が高い工法が求められました。
それが、地震に強く、温かい、この家の特徴です。
ただし、大量の杉板を必要とすること、これを作れる大工さんが少ないことがネックです。
それが、とあるキッカケで、これを作って技術指導してくれそうな方と出会うことが出来ました。
双方の考え方もピッタリで、長キラプロジェクトの家の選択肢が増えました。
今のところ、
グランピングは、アースバック
移住者の家は、アースバックと板倉工法
ゴルフ別荘は、3Dプリンター
プラチナハウスは、3Dプリンターと板倉工法
で作る予定です。
家は夢のひとつ。
矢張り、選択肢はあった方がいいです。
先般書いたブログに8割の建設業者はぼったくりと指摘しました。
おまけに、建設コストは高止まりしています。
そこで、建設業者の資格を取り、自分達で建設していこうと思っています。
そうすれば、費用はかからず、修繕も自分達で出来ます。
五郎さんのように自分達で自分達の住む家を建てるのです。
これが出来るようになれば、日本全国の地方創生にも役立てます。
本当に欲しいものは、自分達で作る。
家も、食べ物も、電気ガス水道も。
自然からの恵みで出来うる限りの生活をする。
それが長キラのコンセプトです。