

「レストランで頼んだ注文と別のものが運ばれてきた。でもまあ、それでもいいかな。」
こんなふうに間違いが起きても、なぜかスタッフもお客さんも笑顔が絶えない場所、
それが「注文をまちがえる料理店」です。
ここではたびたび、注文したメニューと違うものを提供したり、
違うテーブルの注文が運ばれてきたりします。
実はホールで働いているスタッフは全員認知症の方なのです。
2017年にテレビ局ディレクターの小国士朗さんを発起人に起きたプロジェクトで、
日本以外にも展開されました。
昨夜は、その仕掛け人の小国さんが講師のセミナーに参加しました。
主催・参加者は殆どが福祉従業者です。
元々NHKで「プロフェッショナル 仕事の流儀」等の番組を制作していたディレクターで、
「笑いながら革命したって、いいじゃない」をテーマにお話しいただきました。
福祉業界に携わって1.5年、素晴らしい社会貢献で働いている方も素晴らしいですが、
一言で言うと「重い」
笑いが少ないんです。
「面白いね」が少ないんです。
小国さんは「注文をまちがえる料理店」で当初は周囲の認知症の人をバカにするなという反対意見を
モノともせずに「面白いね」という発想で共感できる仲間と仕事をしていったそうです。
その結果が国を超えて共感者を読んで盛り上がり、認知症の方々が楽しんで働ける場になったのです。
今の福祉業界に足りていない求められているヒント・気づきを沢山いただいたセミナーでした。
しょうさんの力をどれだけ引き出すことができるのか、その環境を作れるかが、
私たちの勝負所なんだ、というのを改めて問われている気がします。
KIZUNAがこれから仕掛ける
星Fullグランピング・キズナ プロジェクト
も地方に余っている資産(田んぼ、畑、里山、高齢者)としょうさん、生きる目標を探している若者で
自給自足をしながら、家を自分達で建て、6次産業をして地方創生しようというプロジェクトです。
このプロジェクトにも「面白いね」や「何だろう?」などの仕掛けを取り入れたいと感じました。
「日日是好日」
しょうさんのあるがままを良しとして受け入れ
若者のあるがままを良しとして受け入れ
田舎のあるがままを良しとして受け入れ
楽しくプロジェクトを進めていきます。