『守破離』という言葉をご存じでしょうか❓
もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌(りきゅうどうか)』にある、
『規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも離るるとても本(もと)を忘るな』
を引用したものとされています。
簡単に言うと何かのスキルを身に付ける時、始める時は3つの順番で会得しようという事です。
武道や茶道といった「道」の付くものから、ビジネス・スポーツ・勉強など、ありとあらゆるものに通じる重要な考え方です。
①守 - 型にそって守る事
②破 - 型をアレンジしてみる事。
③離 - 型から離れて別の施策を試す事
守る・破る・離れるこの3段階で進めていく事により、その物事において一人前になり、
且つ自分のオリジナリティを生み出すことが出来る、という考え方です。
では、私の本業である障がい者福祉事業に当てはめてみましょう。
①守 - 厚生労働省のガイドに従い、人・設備要件を満たし・申請し・遵守し運営する
②破 - 就労を単純労働ではなく楽しい・やり甲斐のある仕事にする、ペット共生のグループホームにする
③離 - 障がい者福祉事業から離れ、一般就労で働く場を作る
当社で出来ているのは、②破までです。
それでも、少ない事業所の一つだと自負しています。
しょうさんが幸せに働き・生活できる「場」を作ると言う「本(もと)を忘れず」に、
今後もどんどん②破を進めていきます。