昨日は、竹もりの里 鹿嶋さんのご指導の元、竹炭作りの「仕込み」を体験させていただきました。
釜に入れるまでの「仕込み」作業です。
この丸めたものを釜に入れて約10日で竹炭が出来上がります。
釜に入れたら、やることは殆ど無く、それよりも
1. 里山から竹を伐採し、カットし、運搬する
2. 小屋にある機械で、竹の太さにより4~8等分し、竹の巾を揃える(写真上) *機械がない場合は斧での作業
3. 別の機械で節を削る
4. 揃った竹を丸太のように纏めて紐で縛る
上記2~4の工程を7人でやった成果が写真下の塊です。
これは機械が無かったら、しんどい作業です。
問題は、出口が小さいことです。
綺麗に焼けた竹炭10枚が売れて500円
かけらヒビありの竹炭は60kgの米袋で一袋1,000~2,000円
竹酢液が2,000円/2L
で道の駅で売られていて、まだまだ在庫がある状態です。
仕込みの労力に報われる給与が出ません。
竹炭を求めている人はどんな用途で使いたいのか?
・BBQなど燃料として
・湿気取りとして
・消臭として
・ご飯をおいしくする為
どれも、代替品があり、竹炭で無ければならない理由がありません。
地方の商店街にあるxx屋さんが消えてシャッター街になったのも、時代の変化に対応できず、
郊外にある大型スーパーにお客様を奪われたのと似ています。
では、どうすれば竹炭ビジネスが成り立つのか?
私の仮説は、インテリア竹炭で市場を創るです。
これですと、単価が一気に10倍に上がります。
また、まだまだ作り手が少ない為、需要に対して供給が少ないです。
その仮説を鹿嶋さん達にぶつけたところ、
・丸竹は割れやすく、歩留まりが悪い (2割)
・もちも悪い (1年)
との事でした。
私からすると、歩留まり2割でも10倍以上の値段で10倍以上売れれば、売上20倍で仕込みの作業が減る。
華道をされている方や一般家庭にニーズがあるのでは?と思っています。
何れにせよ、やってみることに失敗はない
Nothing Ventured, Nothing Gained.
竹は無料で仕入れられ、里山のオーナーからは喜ばれます。
竹は、環境に優しいです。
この竹がビジネスになれば、竹炭を作っている方やしょうさん福祉の新たな成功モデルになりえます。
竹福連携
やってみようと思います。