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花束を君に


明日、母の一周忌です。


早いものであっという間の一年でした。


この福祉業界に導いてくれた母にお礼と歌のプレゼントをしたいと思います。


お袋、いつまでも見守って下さい。


2019年 9月 会葬御礼

遺族を代表しまして、ご会葬いただきました皆様に一言お礼のご挨拶を申しあげます。


本日はお忙しいところ、母の告別式にご会葬くださいまして誠に有難うございました。


約一ヶ月前、熱中症で玉川病院に入院、痰を喉に絡ませ心肺停止、

医師の処置により奇跡的に息を戻しましたが、意識は戻らず、

九月十八日深夜、静かに息を引き取りました。

八十年の生涯でした。


小卒出の母は、洋食器で有名な燕市で朝八時から夕方六時過ぎまで休みなしに働きましたが、

小柄で化粧もお洒落もしない母を私は恥ずかしいと思っていました。


子供を授かり親の立場になって、初めて母の偉大さが分かってきました。

自分を犠牲にして子供の為に全ての時間とお金を注ぎ、二人の息子を大学卒業まで育てた母。

持ち前の明るさで職場の人から愛された母、心から尊敬し心から感謝しています。


そして、ここに改めて皆様からの生前のいただきましたご厚情に、心よりお礼を申し上げます。

これからも変わらぬお付き合いとご指導賜りますよう、よろしくお願いいたします。

温かいお見送り誠にありがとうございました。

長男 皆川 義廣


花束をきみに


普段からメイクしない君が薄化粧した朝

始まりと終わりの狭間で

忘れぬ約束した


花束を君に贈ろう

愛しい人 愛しい人

どんな言葉並べても

真実にはならないから

今日は贈ろう 涙色の花束を君に


毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く

ただ楽しいことばかりだったら

愛なんて知らずに済んだのにな


花束を君に贈ろう

言いたいこと 言いたいこと

きっと山ほどあるけど

神様しか知らないまま

今日は贈ろう 涙色の花束を君に


両手でも抱えきれない

眩い風景の数々をありがとう


世界中が雨の日も

君の笑顔が僕の太陽だったよ

今は伝わらなくても

真実には変わりないさ

抱きしめてよ、たった一度 さよならの前に


花束を君に贈ろう

愛しい人 愛しい人

どんな言葉並べても

君を讃えるには足りないから

今日は贈ろう 涙色の花束を君に

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