ここ長南町の未来を決める町長選挙が始まりました。
私も選挙権を持っている一人として、未来の為の一票を投じます。
20歳で選挙権を得てから38年間、100%選挙の投票に行っています。
政治や政治家に関心があるわけでは有りませんが、国民の市民の「義務」として必ず行っています。
そんな中で、今でも記憶にあるのが生まれ故郷の政治家 田中角栄さんです。
私が初めて聞いた選挙演説も田中角栄さんでした。
「まぁ、この〜」で始まる演説の面白さはいまだに記憶にあります。
この人を超える政治家の演説を聞いた事がありません。
そのくらい超越した政治家でした。
大学生時代、テレビ局の報道のアルバイトをしていた時に、
ロッキード事件で逮捕されていた田中角栄さんの選挙取材がありました。
大雪の中、田中角栄さんの地元長岡の民家数十軒を取材したのです。
驚いたのは、各家に角栄さんの写真が飾ってあり、全ての方が「角栄さんに投票する」と断言していました。
角栄人気を目の当たりにした瞬間でした。
何故ここまで愛されるのか?
それは、角栄さんが地元の人々の為に徹底してギブ&ギブをし愛し続けたからです。
有名な上越新幹線、関越道以外にも地元のお婆さんのために小さなトンネルを掘ったり、
就職の斡旋や冠婚葬祭も徹底的にやっていたのは死後山のように出た本で知りました。
しかも、応援する地元民のフルネームと家族構成まで記憶していました。
そこまでやる政治家を応援せずにはいられなかったんでしょう。
私が大好きな角栄さんの名言。
人間は、やっぱり出来損ないだ。
みんな失敗もする。
その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。
政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。
東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。
それが大衆軽視につながる。
それではダメなんだ。
そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。
そこにしか政治はないんだ。
政治の原点はそこにあるんだ。
こんな政治家に一票を!
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