値上げが相次ぐ昨今、家計にありがたい存在の100円ショップ(100均)。
「不景気に強い」とされる100円ショップは半世紀前に移動販売や催事販売から生まれ、
不況期に拡大してきた。
その原型となった均一価格店は江戸時代にまで遡ることができた。
「お江戸の意外な商売事情」などの著作がある歴史文筆家の中江克己さんは
「1722年(享保7年)~23年ごろの江戸時代中期に、何でも19文で売る『十九文見世』が誕生していた」
と話す。
十九文屋とも呼ばれ、くしやキセル、人形など雑貨品を19文均一で売っていた。
時期によって貨幣価値は変わるが「1文をおよそ25円とすると、19文は500円程度と考えられる」
と中江さんは解説する。
幕府の「享保の改革」の下、質素・倹約が求められていた。
「今でいうデフレ不況にあったこともあり、安くお得感があった十九文見世が繁盛した」(中江さん)
私は、家や車やショッピングなどの贅沢はしませんが、
唯一の贅沢は、この100均での買い物です。
生活向上委員会と勝手に命名して、キッチン周りや収納やリペアなどで、
毎週100均での買い物をしています。
当たりもありますが、ハズレも有ります。
それでも、いーーんです。
ハズレでも100均。
当たっても100均。
楽しいお買い物。
時代は変わっても、消費者心理は変わらないんですね。