先週土曜日に長南町で有名な「芳泉茶寮」の高橋夫妻を訪問し、一緒にランチを食べながら色々なお話をお聞きすることが出来ました。
訪れたことがある方はお分かりでしょうが、相当立派な古民家を今も再生されながら商売をされています。
元々都内で生活をされていたご夫婦が長南町のこの古民家に一目惚れをして移住されたそうです。
中でも引きつけられたお話が、
古民家再生にあたり、
隣接する山からの水の溜まり場で湿気がたまり家屋が傷みやすいことから建築士や大工に相談しても
地面をコンクリで固める提案しかなかったそうです。
専門家ではない為、反論はできないがどうしてもあるがままを活かしたいとずっと考えられていた時に、
偶然出あった熟練大工がコンクリで地面を固めずに(泉)水の流れを変えることで湿気も防げ
あるがままの姿を残すことができるとアドバイスがあり、その工事をすることになったそうです。
そんな思いもあり、水が湧き出る所のことである泉(いずみ)をお店の名前に入れられたそうです。
(後で、偶然考えた店名とお聞きしまた驚きました)
私が茂原で行っているB型の就労支援事業所も、古民家再生と似ていると感じました。
しょうさんを無理やりこうあるべきと働き方や生き方を固めるのではなく、
あるがままの彼らの個性を活かしていくのが一番だと確信しました。
昨日、体験と見学にいらっしゃった方々もお店に来たときと打って変わって帰る時の目が輝いていました。
ここなら自分が再び輝けるかもと確信した様な目に。