
急転!日ハム中田、まさかの巨人入り!
先週のビッグニュースで驚かれた方が多いと思います。
私自身も驚きました。
中田は4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の試合前、
アップ後のベンチ裏で同僚一人に突発的に腹を立てて手を出したとされています。
事態を把握した日本ハム球団は即座に自宅謹慎を命じ、11日には一、二軍全試合の出場停止処分を科し、
中田のプロ人生が危ぶまれていました。
その後、栗山監督はこの問題について「彼の人生にとって野球はやるべきだと思っている」と
再出発の機会を与えたいと語っていました。
一方で今回の暴力行為が主砲として長年同じチームで行動してきたことでの、
なれ合いの結果生まれたこともあり「違う環境を与えたい」とも語っていたのです。
そこに救いの手を差し伸べたのが原監督。
原監督は常々、こんな言葉を語っています。
「逆風の中でいかに結果を残せるかでその人の価値は決まる―」
SNSやマスコミが寄ってたかって叩きまくり、選手生命を危ぶまれていた中田選手
皆んな放っておいた中で見せた男氣
男氣とは、
弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性。男らしい気質。義侠心 (ぎきょうしん) 。
最近は特にネットでの誹謗中傷が激しく、当人を必要以上に傷つけている風潮があります。
その人を庇う発言をする人さえも激しく叩かれます。
そんな中で、しかもうるさ型の先輩が多い巨人軍でのこの行動を見て、
久々に男氣を感じました。
改めて原監督のゆるぎない信念、責任感、冷静な判断力を感じました。
福祉業界に入って驚いたことの一つに、面倒臭い利用者さんを出す事業所が少なからずある
ということです。
人が減るということは、売り上げが減るわけですが、それよりも事業所の運営を重視して
面倒な人を出す。
私どもの事業所でもルール違反をして出て行った方はいますが、それ以外で追い出した方はいません。
スタッフの言うことを聞かない人、共有の冷蔵庫から人のものをくすねる人、
それを理由に放出しています。
出す方はスッキリするのかもしれませんが、出される人はどう感じるのでしょうか?
弊社のグループホーム・キズナでも何人も他の事業所から追い出された方がいらっしゃいます。
それが今ではスタッフの愛とペットの癒しで楽しく生活しています。
そんな人たちに入居いただき、働いて頂き本当に良かったと感謝しています。
中田選手は高卒から14年所属した日本ハムを出され、謹慎処分を受け、十分に反省していたはずです。
野球人生が閉ざされるかもという覚悟をしていた中田選手にとって、原監督の包容力に
男氣を感じ取った筈です。
その感謝の気持ちが昨日の試合でも見れました。
これからのご活躍を祈念しています。