司馬遼太郎さんが書いた「俄 浪華遊侠伝」を読みました。
幕末の俠客・明石屋万吉を主人公に、主に大坂を舞台に庶民からの視線で幕末史を描いた痛快な小説です。
実在した明石屋万吉さんが、
「我人生は一場の俄(にわか)のようなもの」、と語らせ
大阪の風土を芝居にする、大阪仁輪加(にわか)がぴったりというところから俄というタイトルのようです。
因みに「俄(にわか)」は
物事が急に起こるさま。突然。
一時的であるさま。かりそめであるさま。
病気が急変する(病状が悪化する)さま。
俄狂言(にわかきょうげん)の略。
の4つの意味があり、この小説では4の「素人が即興で始める」を題材に使っています。
この小説は納税日本一を続けた斎藤一人さんがお弟子さんに推薦する三部作
新史 太閤記
峠
俄
の1冊で、1と2は既に読んでいましたので、読んでいない3を読み始めたのです。
あらすじは割愛しますが、読みながら私自身も俄経営者だなぁと思いました。
経営も素人
障がい者福祉も素人
不動産事業も素人
全て俄です。
でも、なんとかなるんだなぁと思っています。
この商売は日々色んなことが起こります。
それを大変だと思えば、大変。
楽しいと思えば、楽しい。
起こることは一緒でも考え方次第です。
何が起こっても楽しんでいます。
だから、なんとかなります。
私の大好きな無能唱元さんの
世の中は幻なるぞ ただ狂え
ひとり遊びに ただ命ある限り
という詩を思い出しました。
短い人生、楽しまないと損ですよ。