昨日、都内でも屈指の桜の名所である中目黒の桜を見に行きました。
駅の改札から大混雑で、この桜祭りの為の警備員が20人位配備されていました。
娘が生まれる前から住んでいた頃(20年前)は全く静かで、ゆっくりと桜を鑑賞することが出来ましたが、
今や正にお祭りです。
そもそも、花見は奈良時代の貴族の行事が起源とされ、当初は中国から伝来した梅を鑑賞しながら歌を詠んでいましたが、平安時代以降は桜をめでるようになります。
鎌倉・室町時代に入ると武士階級に花見の風習が広がり、安土桃山時代には豊臣秀吉が桜の名所として知られた奈良の吉野山や京都の醍醐寺で盛大な花見を催しました。
庶民が花見を本格的に楽しむようになったのは江戸時代からです。
八代将軍徳川吉宗(1684~1751年)の治政当時、江戸の桜の名所といえば上野の寛永寺でしたが、格式の高い寺だったので庶民は思うように花見を楽しめませんでした。
そこで吉宗は飛鳥山(東京・北区)や御殿山(同・品川区)、隅田川の土手など風光明媚な場所に桜を植え、庶民に開放しました。
これをきっかけに、桜の木の下で宴会を楽しむ現在の花見のスタイルが広まったそうです。
皆さん、桜を見ているのは最初の30分で、後は屋台での飲み食いが大半です。
私も娘も、好きなおつまみをつまみながら時折桜を見ると言う感じで、お花見を楽しみました。
中目黒といえば、美味しいお店が沢山あるのに、何故かお金のかかっていないにも拘らず、高い飲み物やつまみの屋台に行列が出来るんです。
時代は変われど、庶民の気持ちは変わらずお祭りや屋台が大好きなんだぁと思いました。