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流山がすごい

6年連続人口増加率No.1の流山市


千葉県の最北端に位置し、都内にも近い。


今でこそ、TXが市内に3駅も通り、都内に行くに便利な町ですが、それまでは「千葉のチベット」と言われていたそうです。


それが今では「千葉のニコタマ(二子玉川)」と呼ばれるほどになった秘密とは?


流山がすごい」と言う本を読んでみました。


母になるなら、流山市」のキャッチコピーは有名で、駅前保育所送迎ステーションが成功の秘訣だと思っていました。


それも当然有りますが、それだけでは無かったのです。


流山は、ながれやまと読みますが、音読みではりゅうざんと読め、

子供を作りたい夫婦からすると縁起の悪い名前です。


それを変えたのが、20年前から市長になった井崎さん。


元々都市開発のサラリーマンで、引越して来た流山市で前市長に町の課題を陳情に言っても何も変わらない現状を打開すべく立候補し、2度目で当選し、20年掛けて改革をしてきたのです。


都市開発のプロの視点で財政赤字の町を外部の力と市民特に女性の力を借りながら様々な改革をしました。


私からみて素晴らしい点は、マーケティングが重要と判断し、当時いや現在でも珍しいマーケティング課を市役所内の組織に作った事です。


海外にもいた井崎さんは、米国で当たり前にある自治体マーケティングを持ち込んだのです。


そして、絞り込んだターゲットが若いご夫婦でした。


若いご夫婦が必要なサービスを民間とともに次々に作り上げて、錦の御旗として作ったスローガンが

母になるなら、流山市」のキャッチコピーです。


マーケティングの力の凄さが分かります。


そして、人が町を変えると言う事です。


ベンチャー企業も多く育ち、Amazonや楽天の物流拠点にもなっている流山市。


井崎さんの様な、民間の経営とマーケティングが分る人が町を変えられる人なんだと納得できました。


この本、分かりやすく面白いお薦めの一冊です。



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