Mission Statementつまり経営理念について、
素晴らしい会社はこのMissionStatementが社員に浸透し、
上司からの命令に関係なく、
お客様に接している。
だから、お客様がファンになるのだと思う。
TDLの仕掛け人の堀貞一郎さんが生きていらっしゃる時のエピソードです。
「ある若い夫婦がいました。
結婚した時から、子供と一緒にディズニーランドに行きたいという夢を抱いていました。
やがて最初の子供が生まれました。
しかし、とても悲しいことに、
生まれた直後に子供が亡くなってしまいました。
さらに切ないことに、医師が言うには、
もう子供を授かることができないと言うことでした。
その赤ちゃんの１年後の命日に、このご夫婦は、
その子供と一緒に遊ぶ気持ちで、
ディズニーランドに行くことを決めました。
当日にディズニーランドに出かけ、赤ちゃんが好きそうな乗り物に乗ったり、
パレードを見たり、
そして、
昼食の時、レストランに入り、自分たちの食事を注文し、
子供のために、お子様ランチを注文しました。
しかし、そこで問題が起きました。
そのお子様ランチというものは、12歳以下の子供が同伴している時にだけ提供する決まりがあったのです。
レストランのキャストが丁寧にお断りすると、
その若い夫婦は事情を説明しました。
カウンターの女性はその話を聞いて答えました。
"わかりました。それではご用意させていただきます。"
そして、食事を用意し、カウンターの向こうから出て来て、
また夫婦に言いました。
"それでは、3名様をテーブルまでご案内します。」
これこそ最強の経営です。
見事に主観性で愛で行動しています。
どんなにお客様第一と行っている会社でも、
期末になると自社の製品・サービスを押込みに行ったり、
自社の都合で簡単に出来ません、
と言ったりする社員が多いです。
福祉業界でのディズニーの様な会社になるべく、
Mission Statementの徹底をしていき、
当たり前のしょうさんを一人でも多く世の中に
出していけたら最高です。