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銀河鉄道の父を観て思うこと

今もなお唯一無二の詩や物語で、世界中から愛されている宮沢賢治。


だが、生前の彼は無名の作家のまま、37歳という若さで亡くなった。


無名だった宮沢賢治を支えた、父と家族の絶対的な愛に涙する。 


そんな実話に基づいた映画「銀河鉄道の父」を観てきました。


カンヌ主演男優賞を取った役所広司さん、菅田将暉さんの圧倒的な演技力と悲しい実話、


そしてかの有名な賢治の詩の意味を知ることができました。


〔雨ニモマケズ〕


雨ニモマケズ


風ニモマケズ


雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ


丈夫ナカラダヲモチ


慾ハナク


決シテ瞋ラズ


イツモシヅカニワラッテヰル


一日ニ玄米四合ト


味噌ト少シノ野菜ヲタベ


アラユルコトヲ


ジブンヲカンジョウニ入レズニ


ヨクミキキシワカリ


ソシテワスレズ


野原ノ松ノ林ノノ


小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ


東ニ病気ノコドモアレバ


行ッテ看病シテヤリ


西ニツカレタ母アレバ


行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ


南ニ死ニサウナ人アレバ


行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ


北ニケンクヮヤソショウガアレバ


ツマラナイカラヤメロトイヒ


ヒドリノトキハナミダヲナガシ


サムサノナツハオロオロアルキ


ミンナニデクノボートヨバレ


ホメラレモセズ


クニモサレズ


サウイフモノニ


ワタシハナリタイ


こんな生き方が出来ればどんなに幸せだろう。


モノや欲に満ち満ちた現代人こそ、今この生き方を見習うべきだと思いました。


宮沢賢治さん、素晴らしい詩を残して頂き、有難うござんした。

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