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長南町の田んぼに水入れが始まりました

毎朝の福ちゃん散歩でKIZUNA HOMEと道を挟んで向かい側の田圃道を歩きます。


今週から、どの田んぼも水入れが始まりました。


水を張った田んぼは美しく、朝も夕方も最高の田園風景を見せてくれます。


これは、都会では見れない風景で、子供の頃に新潟で見た風景を思い起こさせてくれます。


この水やりは、田んぼにとっても極めて重要らしく、苗を植えた約3週間後に入れ始めます。


水を溜めるのには、次のような目的・効果があります。


1. 稲を寒さから保護します。水には「熱しにくく、冷めにくい」という性質があります。田植えの直後の低温や冷害などへの対処として、水を深く入れることにより、水の保温効果で稲を護ることができます。


2. 養分を含んだ川の水を溜めることにより、窒素・リン酸・カリはもちろん、微量要素まで、さまざまな肥料分を供給することができます。


3. 水を溜めることで連作障害をなくし、同じ作物を毎年栽培し続けることができます。


・川の水を溜めることで、不足しがちな微量要素を補給できる。


・逆に、過剰な成分は水が流し出してくれる。


・田んぼに水を溜めると、土の中は酸欠状態になり、有害な微生物や線虫などの生物が死滅する。


4. 雑草の発生を抑えます。田んぼに水が溜まっていると、土の中は酸欠状態になります。この条件で生育できる雑草が少ないため、多くの雑草を防除することができます。


5. 土の中の水分調節が不要になるので、安定的に稲を育成できます。


と、こんな凄い効果があるんですね。


日本は他国の数倍も雨が多いのですが、それだけでは足りずに、各地域ごとに水溜を作りこの時期に備えるのだそうです。


長南町で有名な「熊野の名水」は、水不足で困っていた時に、空海様が法力という土木作業で水を生み出したという伝説が残っています。


人にとっても田んぼにとっても水は重要ですね。


お水さん、有難う!

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