
「金なんか望むな。倖せだけを見ろ。ここには何もないが自然だけはある。
自然はお前らを死なない程度に充分毎年喰わしてくれる。自然から頂戴しろ。
そして謙虚に、つつましく生きろ。それが父さんの、お前らへの遺言だ」(「2002遺言」)
「都会は無駄で溢れ、その無駄で食う人々の数が増え、すべては金で買え、
人は己のなすべき事まで他人に金を払いそして依頼する。
他愛(たわい)ない知識と情報が横溢(おういつ)し、
それらを最も多く知る人間が偉い人間だと評価され、人みなそこへあこがれ向かい、
その裏で人類が営々とたくわえて来た生きるための知恵、創る能力は知らず知らずに退化している。
それが果たして文明なのだろうか。『北の国から』はここから発想した」(倉本聰)
如何でしょうか?
今もバブル期と変わらない生き方をしている方が、特に都内では多い様に思います。
主人公の黒板五郎さんを、私は大好きで尊敬しています。
彼のその言葉が好きで買った本が「黒板五郎の言葉」
今でも、いや今の時代だからこそ、我々の生き方の指針になる言葉が多いです。
「もしもどうしても欲しいもンがあったら──自分で工夫してつくっていくンです。
つくるのがどうしても面倒くさかったら、それはたいして欲しくないってことです」
「人にはそれぞれいろんな生き方がある。
それぞれがそれぞれ一生けん命、生きるために必死に仕事をしている。
人には上下の格なンてない。
職業にも格なンてない」
しょうさん福祉事業も長南町からきらめこうプロジェクト(長キラ)も
原点は同じだと感じます。
長キラのベースは北の国から来ているんだと、本を読んで改めて感じました。