大多喜町にある古民家宿「蔵の宿」
この宿、のみならず古民家全体の魅力を自身の体験を踏まえて少しでもお伝えしたい。
宿に到着した時に感じる何とも言えない温もりと懐かしさ。
父・母の実家が共に新潟の田舎で、そこに行くと感じる温もりに似た感じがします。
それは都会とは違う自然と人の温もりです。
デュアルライフを始めて1年。
最初は何にも無い長南町より、何でも揃っている二子玉川に帰る時間が心地よかったのが
今では何にも無い長南町のライフスタイルが心地よくなってきました。
そう、一言で言えば自然回帰です。
古民家は都心や観光地にあるホテルや旅館と違い、作られたホスピタリティーには無い
心の安らぎを感じることができるのです。
今の子供達の爺さん・婆さんの実家は既に綺麗な一軒家かマンションで、
子供達には伝わらないノスタルジーかもしれません。
ただ、修学旅行で見る京都等での歴史的な建物を見た時に感じる建造物への憧憬を
この古民家でも感じる事が出来ると思います。
100年、200年前の建物が綺麗に蘇ってそこに泊まれる喜び。
何より田舎の爺さん・婆さんのホスピタリティー。
三つ星ホテルのコンシェルジュには無い、何とも言えない温もりに包まれて
高級レストランには無い、有機野菜を自分達で採ってBBQで食べれて
狭いスイートルームには無い、広い一軒家の布団で眠る。
こんな贅沢が高級ホテルの数分の一の値段で宿泊できる喜び。(蔵の宿に限る)
楽園とはこんな宿のことかもしれません。