日本の虫聞きの文化は、平安時代中期の源氏物語の中で花見と同じく宮廷生活の文化として描かれています。
そして、江戸時代になってから、庶民の五つの風流とされ、
花見、月見、菊見、雪見、そして虫聞きが加わりました。
そして、江戸時代の虫聞きの名所は、広尾や道灌山(現在の鶯谷から西日暮里の丘)、上野の不忍池などには、
家族で酒肴を持って出かけたという記録(江戸名所図鑑)が残っています。
ここ長南町では、いながらにして部屋から色んな虫やカエル、ホトトギスや雉の鳴き声が聞こえます。
なんと贅沢な場所でしょう。
現代人が忘れかけている自然をそのままで楽しめるのです。
長南町が町民や移住者に愛される理由の一つかもしれません。